1/21(火) 避難訓練(火災)を実施しました
2025年1月21日 13時32分技術室から出火したと想定して、全校で避難訓練を実施しました。小学校で習った避難の際の合言葉「お・か・し・も・ち」を意識しながら、真剣な態度で素早く運動場へ避難ができました。
今治市で1年間に発生した火災は61件で、前年に比べ16件減少しています。これは、約6日に1件のペースで火災が発生したことになります。この数字を聞くと全国より少ないと感じるかもしれません。しかし、人口1万人当たりの出火率では、全国の出火率は3.08件、愛媛県の出火率は2.98件に対して、今治市の出火率は、4.07件とかなり高くなっているということを知っておいてください。火災による死者数は、2人で前年より2人減少しています。今治市の出火原因ですが、上位から「たき火」18件、「配線器具」5件、「放火(疑いを含む)」4件、次いで「たばこ」「こんろ」「煙突」が2件となっています。
火災で怖いのは「煙」です。火災で亡くなる方のほとんどが、「煙」によるものだからです。「煙」は、有毒なガスを含んでいるため、吸い込まないようにしなければいけません。また、火災時は、「煙」の温度が500℃~600℃まで上昇します。「高温の煙」を吸い込んでしまうと、喉の奥が焼け「気道熱傷」となり、呼吸ができなくなって死に至ります。
「煙」について、もう一つ知っておいてほしいことがあります。それは、「煙」は「炎」よりも広がるスピードが速いということです。煙の速さは、横方向だと人が歩くのと同じ速さ、上方向では人が走る速さの2~3倍の速さだと言われています。避難するときは、今日の訓練のように、放送をよく聞き、火元を確認して、火元から遠い避難経路を通って、できるだけ早く逃げることが、自分の命を守る第一手となります。